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「火花」を読む [本]

ひな壇芸人が多い中独特の香りを放つ、又吉がきになって仕方なかった。
昨年NHKで放送された『SWITCHインタビュー 達人達』を見て更に気になってた。

「火花」が発売された時も、何度も手に取っては買わないの繰り返し。
話題になっている本に飛びつく、こっぱずかしい自分より読んでみたい気持ちが先行!

純文学とか、何が境目なのか、定義もわからない私。

登場人物はほぼ、お笑い芸人の二人 

「帯には規格外の面白さ、深さ」と赤字で銘打ってある。

私が最初に読み始めて難儀したことが、関西弁のお笑いの芸人二人の会話を違和感なく
活字化から会話として頭の中で成立させることだった。

同じ芸人でも、お笑いを生業として成立させようと(しか出来なかったが正解かな)徳永。
芸人としてではなく、人間自体が芸人という立場ではなく生きることすべてがお笑という、
ある意味その様な生き方しかできない(と感じた)神谷。

笑いを見る立場からすると、何馬鹿げたことやってるん!と思うことが、あまりにも二人の
会話の中に巧妙に描かれており、規格外の面白さより奥の深さが印象に残った。

ネットによる誹謗中庸問題、ジェンダーの題も盛り込まれており、現代社会の問題にも
触れられているあたりも気になる箇所だった。

ラストの神谷さんの行動 実は私たちが誰も知らない芸人にこんなやつおったんかい???

「その美しさは平凡な奇跡」この奇跡は一体どのくらい物??

と私は本を読み終えた。

稚拙な感想で、ちょっと恥ずかしい。


直木賞の「流」も気になったが1,780円だったので購入を見送った。

ちなみに「火花」は1,200円





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