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ライ王のテラス 3/5  [観劇記]

「ライ王のテラス」 3/5 ソワレ

三島由紀夫最後の戯曲

カンボジア最強の王として現代にも語り継がれる、ジャヤ・ヴァルマン七世を主人公にアンコール王朝の
衰亡を背景に描いた物語。
王の肉体が病魔に侵され崩れさるにしたがい、威容な観世音菩薩が完成していく様を、王の精神と肉体
を対比して描かれていた。

カンボジアの伝統舞踊・音楽を継承する方々が実際に出演されていて、舞台設定がぐっと濃厚に感じた。

ジャヤ・ヴァルマン七世を演じた鈴木亮平さんは素晴らしく美しい肉体を造り上げていた。
ただ美しい肉体にふさわしい、精神面もしっかりみせてくれる芝居。

第二王妃役の倉科カナさんの舞台を初めて観たが、舞台でもしっかり芝居ができる方と初めて知った。
第一王妃は中村中は激しかった~適役!そして王太后役の鳳蘭の圧倒的な存在感!
この三人の女性の愛情表現が対照的で面白かった。

開幕して2日目だったけど、すごく安定した舞台だった。

この日は、鈴木亮平、中村中、吉沢亮 3人のアフタートークあり
ちょっとおまけ付きの公演だった。

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