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「モーツアルト!」12/21 マチネ [観劇記]

「モーツアルト!」12/21 マチネ

最初で最後の良席 C列センター

ヴォルフガング 井上芳雄
男爵夫人    春野寿美礼
アマデ      内田未来

カウントダウン状態の帝劇でのヴォルフガングの芳雄君
息使いや、空気みたいなものを肌で感じることができる。

ラスト、アマデからMOZARTの幕を奪い取り嬉しそうに抱きしめ、楽しげに作曲をはじめる。次第に
行き詰まりをを感じ始め、でも何とか気を取り直し音符を必死にたぐりよせようとする姿。
自分の頭に何の旋律も降りてこず、何もかも崩れ落ちていく音が聞こえてくるようでした。
身を削りながら作曲するヴォルフガングの姿と魂のすべてをささげ全身全霊の思いで演じる芳雄君の
姿が強烈に伝わってきました。(ああ 良席はありがたい)

内田未來ちゃんのアマデちゃんは初でしたが小さい。
手なんてモミジの葉っぱのよう、でもあの小さな手がすごく力強くて・・・
大人より劇場が大きく感じると思いますが、本当に感心してしまうし、立派な役者さんだ~

花總さん ナンネールが板についてきたようですがもう楽まじかです。残念

コンスのソニンちゃん いい 大好きなコンスと実感!
演技がとても細かいです。そして「ダンスはやめられない」で 引っ込み思案で 目立つのが嫌いな少女
だったと歌っていたわりに、今までのコンスには感じられなかった、引っ込み思案っぷりをソニンちゃんで
あっ、そうだんたよと気が付かせていただきました。
彼女の芝居の間 私の好みです。

あと2回(内い1回は微妙ですが)井上ヴォルフガング目に焼き付けたい。


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「スリル・ミー」11/15 11/24千秋楽 [観劇記]

「スリル・ミー」 天王洲銀河劇場

以前から気になっていた作品。 御贔屓の若手歌舞伎役者の尾上松也にひかれ劇場へ

私 尾上松也 
彼 柿澤勇人

舞台上には役者二人 そしてピアノ演奏のみ

単純な話であるけど、二人の愛情が絡み合い非常に面白く完成度の高い作品だと思った。
客観的に観ると、なんで? どうして? そこで・・・と思うが、もし自分が私という当事者に感情移入して
しまえば、彼のことを愛しすぎてのエスカレートしていく過ち。
現在の巷にあふれる犯罪にも通じるものがある。

彼に支配されていた私が一瞬にして支配する立場に、やられたと~これが「スリル・ミー」かと・・・

他のペアを見たことがないせいか、大型の最強な私を違和感なく受け入れる。

最初の尋問シーンでの私、そしてひたすら彼を追いかけ回す青年の私  松也上手いなと
歌もよく通る声、歌舞伎役者とは思えない歌唱力 カッキーとも相性は悪くはなさそう

ピアノの旋律を引きづりながら、家路につく

気が付けば11/24の同じペアの千秋楽のチケット購入

2回目はまた違って見えてくる。それに3階席からだと、彼にキスされた私の体のしなり方のエロさやら
寝ころんでいるときの表情、二人の動きが平面的に観るより上から見下ろす感じの面白さ。
結末を知ってみると彼の幼さ危うさが非常に、表情から読み取れた。
私はただのもさっとしたでかい青年ではなかった、白いぬめりけのある大蛇の様だった。

カテコでは、さわやかに登場!
でもカッキーに松也は 強い 怖い 気持ち悪い と三拍子そろったほめ言葉?をいただいていた。

観るたび、演じ手によって印象が違う作品なんだろうとつくづく感じた。

だいぶ時間の経過した感想。

これ観た時には、松也がエリザに出演するなんて思いもよらなかった。

がたいの良さ、歌舞伎役者の休演日なしの体力だけで勝手にレミゼのバルジャンいけるかもと妄想して

いたが、妄想違いであった。


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「モーツアルト!」12/6 マチネ [観劇記]

「MOZART!」 12/6 マチネ

2回目 育三郎君ごめんなさい。今回はファイナルなので芳雄君ばかりです。

初演から観てきたが、初演を除くと公演半ばあたりから、少々やりすぎ感が感じられ千秋楽近くなると

色々とそぎ落とされていき、仕上がっていく様に感じられていたが今公演は初日からブレが感じられない。

それだけ完成度が高いということかな・・・

今まっでは、ラストの死んでいくシーンに、無念さを感じる日、寂しさを感じる日、日によって印象が

違った感じがしていた。今回は何もかも受け入れクリアな存在になっていくような~

芳雄君はヴォルフガングとして大楽の日、どのように運命にあらがい最後の幕を下ろすのか楽しみであり

寂しくもある。

この日。コンスのソニンちゃん初見!

元々ソニンちゃんが好きだったので満足満足。

一幕と二幕の頭のニッセン夫人としての登場シーンも、短いシーンながらしっかりしている。

出会ったころの可愛かった姿も、結婚してからのシーンも板についていた。

実際の肖像画と一番似ているし・・・

アマデの日浦美菜子ちゃん 怖っ! 怖くていいんです。

私が観た翌日の7日は芳雄君の250回目の公演だそうで、それに照準を合わせてチケットをGETした方

もいらしたようで、すごいな~数えている方いるのね

私は一体何回観劇したのかな???






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「モーツアルト!」初日 [観劇記]

「MOZART!」 11/8 初日

ありがたいことに初日のチケットを譲っていただき観劇。

まずは市村さん、無事舞台復帰おめでとうございます。

男爵夫人    春野寿美礼
コンスタンツェ 平野  綾
アマデ      柿原りんか

初演から何回観ただろう、懐かしい金髪の芳雄ヴォルフガング
声が出なくて苦戦していた芳雄ヴォルフガング
アッキーのヴォルフも懐かしい 鼻血出てしまったりアクシデントあり

芳雄君もファイナルだと思うと、さみしいばかり・・・

大きく変わった個所はないと思うが、コロレド大司教が階段から降りてこなかったりと
きっと細かい個所はあたのだろう。

一番の違和感はナンネール、やはり高橋由美子ちゃんで観たかったのが正直なところ。
花總さんが決して悪いとは言わないが、気品漂い、弟のしわ寄せがいってしまった感がない。
キャラがどちらかといえば、男爵夫人の方がお似合いかと思う。
まあ初日だからなんともいえないがから~
高橋ナンネールの「もちろんよ~」のセリフが頭からはなれない
無邪気にはしゃぐ姿や、悲壮感漂う姿。ナンネールには気品を求めてはいなかった。

コンスは最近にしては初日からきちんと、歌って、芝居もできていたので〇だと思う。が好き嫌い
のわかれそうなタイプ。まあソニンちゃんもそうだと思うが、私はソニンちゃんが楽しみ!

本日のアマデは怖い系かな、一幕の終わりの「影を逃れて」でヴォルフの腕にペンを突き刺した時、
ふと嬉しそうな表情に見えたけど・・・毎回アマデのクオリティが高くなっていきます。

芳雄くんはファイナルにふさわしいヴォルフかと
男の色気も出てきたし、台詞というか歌のひとつひとつが丁寧だったと思われる。
ラストシーンの「僕こそ音楽」 今までになく自分に言い聞かせるように歌っていたと感じた。
このシーンは、自分が死んでいくことに納得いかないように感じられる日もあったり、どんな心境で
ヴォルフガング死んでいったのか、考えさせれれるシーン。
実際モーツアルトの死因には謎が多い為、ますます興味深く、演じての解釈も加わってくるかと思う。
千秋楽、そして芳雄君がヴォルフガングとして最後の日を迎える日に何を思い演じるのか気になる。

カテコでは小池先生、シェーンブル宮殿にお住いのリーヴァイさんも登場!

市村さん登場の時は拍手が大きかったなぁ~本当に良かった。
何事にもほどほどにするそうだ。

お決まりとなったアマデと手をつなぎ、おんぶをして退場。可愛いです。アマデが・・・

ライブ盤のCD発売して欲しい!

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「アルジャーノンに花束を」9/20 [観劇記]

「アルジャーノンに花束を」

久々の銀河劇場 何だか店が変わっていた。

アルジャーノンはストレートプレイで2回

初演の浦井君のも観ているから今回で4回目

ラストが哀しすぎて哀しすぎて仕方ない作品だが、浦井君が演じることにより

なんだか救われるんです。

あのピュアな笑顔・・・

彼のはまり役だと思う。

でも哀しいお話なんだよなぁ~



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「シェルブールの雨傘」9/14 [観劇記]

「シェルブールの雨傘」 9/14

前回の公演も観ているので2回目だ・・・

ジュヌヴィエーヴの結婚式とギイが戦場で銃弾に倒れ、彼女への思いを
激しく告げている時は、何だよ何だよと思ってしまうが、最後二人とも幸せな
結婚生活送ってるならいいじゃない!と妙に納得してしまう私。
ちなみに前回の公演では納得のいかない私の感想だったが・・・
そしてなぜか、他人の子供を身ごもったジュヌヴィエーヴと結婚する
宝石商のカサールが偉い!なんて思ったりして
(自分が年をとった故の感想なのか、とらえる視点が変わったのか)

箱がクリエになったので、作品には合っていたと思う。
ジュヌヴィエーヴの野々さん、少々声の割れが気になったが、可愛いです。
前公演の白羽さんよりお若いせいか少女少女に見えた。

久々の綜馬さん、あの声で歌われると大人の包容力を感じます。
ああ、息子の恋人を奪い取った父親なんてちょと考えました。
(初演当時のエリザベート)

7月に六本木のライブで歌声は聞いたけど、演じて歌う芳雄君はお久しぶり。
よろしゅうございました。

家に帰ってきて「そこをなんとか2」を見てまた満足。
来週で終わりだけど、予想以上の出番の多さにニンマリ
猿之助さんの出番が少なくなってたけど・・・

井上芳雄な一日でした。





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尾上松也/新傾龍 [観劇記]

尾上松也/新傾龍 「ハナガタミ」 能曲「花筺」

古典演劇を鈴木秀勝さんが現代風に書きあげた作品でした。

松也さんに、新納さん 少し前なら考えられない組み合わせ・・・

キャストは二人だけ、とてもシンプルな舞台 くすっとさせる笑いもあり・・・

お二人ともかみかみしてましたが、台詞が綺麗なんです。

透明感のあるセリフというか、音楽ともあってました。

松也さんが前世の女性として語るシーン、やっぱり違うなぁ~

カーテンコールでは松也さん、かつらとっちゃいました。「永遠の0」の撮影の為坊主頭

本日カメラが入りますと張り紙が、夜に納得しました。来週の「情熱大陸」松也さん。

新納さんもトートダンサーの中で唯一仕事の幅がどんどん広がっている感じですね!

90分程の舞台であっという間に終わりました。

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劇団新感線「蒼の乱」 [観劇記]

劇団新感線「蒼の乱」 4/12

久々に新感線の舞台を観た。たぶん「蛮幽鬼」以来かな・・・

将門伝説をモチーフにした物語。

松山ケンイチの第一声がなぜか上川隆也の声に聞こえてしまった。

思い切り、ミュージカル「エリザベート」のミルクのパクリがあったり(わかっている人が少ない感じ)


まあ天海祐希ありきの舞台。

早乙女太一の殺陣は相変わらず美しすぎた。


ちょっと長い感じかなぁ、というか私の忍耐力が落ちたせいか・・・



それにしてもシアターオーブ 劇場につくまでめんどくさい!

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「ダディ・ロング・レッグズ」ソワレ [観劇記]

「ダディ・ロング・レッグズ」 3/15 ソワレ

やっぱり良い作品でした。

初演を観る前は、二人きりしか出ないし 足長おじさん???って感じだったけど

いい意味で期待を裏切ってくれた作品でした。


舞台転換もなく二人の役者が出演するのみ・・・

ただ歌がうまく朗々と歌っても、成立しない作品。

真綾ちゃんも、芳雄くんもさすがと思わせてくれます。


綺麗にコンパクトにまとまってて、見終わった後は心地がいいんです。



凹んでいる私は、このまま時が止まってしまえと思いました。

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「冬眠する熊に添い寝してごらん」1/18ソワレ [観劇記]

「冬眠する熊に添い寝してごらん」 1/18 ソワレ

題名を聞いた時から覚悟はしていた。絶対に難解だと・・・

予想に反せず難解、そして4時間という長さ。でも長さはさほど感じなかった。

舞台装置が斬新であり、場面展開した時に何度もはっとさせられた。

役者同志の掛け合いより独白によるシーンが印象的でもあった。故にキャラクターをどう結び

つけて良いやら考える。

最終的に何が言いたいのか?熊であって熊にあらず、犬であって犬にあらず・・・

物語の説明もできない、が何かをつかみ取りたいと激しく感じた。

多根彦役の上田君、頑張ってた。カーテンコールでも一人緊張してた感あり。

杏ちゃん、いい役者さんです。セリフに力があるんです。セリフとともに大量に唾液を飛ばして

しまい前列のお客さんにあやまる姿が、可愛かった~

勝村さん、やっぱり舞台のあなたはかっこよすぎる!セリフ回しも好きだし、テレビに映る姿の何十倍

も素敵だぁ~と思う。

多根彦の兄一を演じた芳雄君。最近、日本人役が続いてる。

私の大好きな、恍惚になる表情も見れたし、美しい体も拝めました。

体のラインも綺麗だし、やっぱり童顔で若く見える。

カーテンコールでは、場数を踏んでいる杏ちゃん、勝村さん、芳雄君には余裕が~

勝村さんと芳雄君のからみが観たかったなぁ~

蜷川さん演出のシェイクスピア劇に出る芳雄君がみたい!

劇に関する感想ではなくなってしまっている。これが今日観劇した私の頭の中の現状!


これからパンフレットを熟読してこの作品の本題の入り口手前でもいいからたどり着きたい次第。


「百年の想像力を持たない人間は、 二十年と生きられない」  さあ考えてみよう!


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